食料自給率で議論
先日書いた、太田総理ふう討論会のテーマですが、そのうちの一つとして「食料自給率を75%にする」が決まったそうです。バラしてもいいよな。
それ聞いて思ったのは、なんか相当に難しいもんを選んだなあ、ということです。
難しいってのは、自給率に関する話そのものについてじゃありません。それはけっこう単純です。難しいのは、このテーマで面白く実のある議論が出来るのか、ということです。
思うにこのテーマでのハードルは、「食料自給率が上がると、具体的にどう嬉しいか」「自給率が下がると、実際にどう困るのか」がちゃんと提示できるかです。これを例えば「食は国の根本だ」とか「国防上の問題で・・・」みたいな曖昧で具体性の無い話で済ませてしまうと、議論は一気に感情論・観念論に突入してクソ面白くもない事になります。
だって正直言って、今の自給率が40%だからって言っても、そのことで困ってる人は誰かいますか?個々の農家には全然関係ない数字でしょう。自給率が上がっても喜ぶのはそれをマニフェストに挙げてた政治家くらいでしょう。
そのあたり、ちゃんと予習して自分なりの答えを持っていかないと到底、面白い議論にはならないと予想します。
ちなみにこの答えの一つのヒントは「未来の中国」です。
金沢・中井