フードバンク

異業種交流会「アイアイプラネッツ」で、初めてフードバンクというものを知りました・・

フードバンクとは、品質に問題がないのに廃棄せざるをえない食品を、メーカーや小売店から寄付してもらい、必要としている人に無償で届けるボランティア活動を行っている団体の事です。

アメリカなんかでは20年ほど前からあったみたいで、品質に問題がないのに廃棄せざるをえない食品を、福祉施設・ホームレス等に無償提供するのは定着しているみたいで、法律にも善意での寄付行為で提供されたのもに関しては、万が一事故があっても起訴は出来ない事になっています。
「もったいない」といういい言葉がある日本が、食料廃棄世界No1だという事実、実はアメリカの方がその気持ちがあるのでは?

日本ではそのような法律がないため、受け取り側の福祉団体等には、自己責任において受け取った食品を選別し、保管、調理、廃棄すること、それらを金銭と引き換えに第三者に渡さないこと、施設の利用者に無償で提供すること、万一事故があっても訴訟は行わないことなどの取り決めを交わします。

そういえば、自分がケーキ屋に勤めていた時も、割れたクッキーとか、包装が不完全なもの、賞味期限が間近なものなんか捨ててた・・もって帰るのを禁止してた。


で、そのNPO法人フードバンクいしかわの方がいてて、色々な話が出来ました。農産物でも規格外品(嫌いな言葉ではありますが・・)や、余剰品等も市場に出ない形で、各施設に受け渡す事もしているみたいです。

最近「もったいない」といって、デパートなんかが規格外品を大量に集め、格安で客寄せパンダに使っているが、価格の下落を招きかねない、そもそももったいないのであれば規格を見た目重視の物ではいけない。
豊作等での価格下落時に産地廃棄が「もったいない」報道される、そもそもそれが市場に出たところで、余剰品として廃棄される・・それなら土に返る方がよっぽどいい。

簡単に「もったいない、もったいない」と言う前に、しっかりと「もったいない」ということを、一人一人考える事が必要なんじゃないかなと思う。

農業青年グループとして、この活動に絡んでいきたいと思いましたが皆さんはどうでしょうか?
個人的に一農家として、取り組んでみたいと思っています。

http://www.secondharvestjapan.org/index.php/jpn_home

山本