ジャガイモ、タマネギ2倍近くに 野菜高騰深刻な事態に

http://www.j-cast.com/2009/08/10047188.html

野菜価格の高騰が止まりそうにない。なかでも、ジャガイモやタマネギなどが卸売価格で前年の約2倍にまで値上がりした。これから本格的な収穫時期を迎える東北や北海道の天候が回復しないと、「高騰が野菜全体に広がる」(青果市場の関係者)心配が出てきた。

価格の高騰は野菜全体に広がりつつある

収穫の遅れや不作による価格の高騰は深刻化しつつある。農林水産省が調べた主要卸売市場における卸売価格によると、2009年7月下旬のだいこんの価格は1キログラムあたり76円で前年同期比21%増だった。にんじんは同77%増の152円、きゅうりは80%増の232円、ピーマンは30%増286円、トマトは42%増287円。ジャガイモは206円と2倍に増えた。タマネギも63%増の111円だった。前出の青果市場の関係者は「水準としては一昨年並み」というが、前年に比べると全体で約3割高い。

キャベツなどの葉茎菜類などと違って、ジャガイモなどは日持ちするので、品物を多めに確保しておきたいこともあって、価格が上がっている。

群馬産や長野産など、比較的安値(前年並み)が伝えられていたキャベツやはくさい、レタスでさえ、8月に入って作柄が悪化。長雨による日照不足が響いてきた。

夏らしい、すっきりした晴天が戻ってこないと、ジャガイモやタマネギ、にんじんなどに加えて、キャベツなどの葉茎菜類にまで、値上がりが広がりそうだ。

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 ニュースなどでは「異常な高騰」と言ったり、野菜の値上がりを異常事態のように報道するものが多いのですが、これはそんなに異常なことでしょうか?
 「異常な」気象の時、「異常に」野菜の価格が変動するのは「当たり前」でしょう。

 異常な「価格下落」については全く報道されないのも解せません。

金沢:中井